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歯周病がEDの原因に!?意外な関係性とは

 

歯痛

生活習慣病の中でもとくに患者数が多いといわれている「歯周病」。

歯茎の炎症や口臭を引き起こす疾患で、歯磨きが正しく行われていないことが大きな原因となります。歯周病が進行すると、最終的には歯が溶けてなくなってしまうこともあるため油断できません。

さらに、歯周病は口内トラブルだけでなく、EDにも関係があるといわれています。実は近年の研究によって、歯周病とEDの意外な関係性が次第に明らかになってきているのです。

今回は、歯周病とEDについて調べていきましょう。

歯周病とEDについての研究結果とは

米国泌尿器科科学会年次集会の報告では、ED患者のうち歯周病にかかっている人の割合は27%だといいます。一方で、EDでない人の歯周病罹患率は9%。この結果を見ると、EDの人は歯周病リスクが高いことがわかります。

また、トルコで行われた研究では、ED患者の53%がかなり進行した歯周病であることがわかりました。EDではない男性の歯周病率は23%だったので、これまたED患者の歯周病リスクが大きく上回る結果となっています。

このような研究から、歯周病の症状を抱えている男性はEDになりやすいということが分かります。

歯周病が原因でEDが起こるメカニズムとは?

歯周病は、歯茎をはじめとした口腔内に炎症が起きる病気です。ただし、歯周病の症状は口内のみにとどまりません。歯周病が重症化すると炎症性物質が発生し、それが血流に乗って体全体に広がっていきます。歯周病による炎症性物質はさまざまな器官に影響を与え、勃起と密な関わりを持つ、血管にも損傷を与えるのです。

正常に勃起するためには、ペニスに十分な血液が集まらなければなりません。しかし、血管が傷つけば血行障害が生じます。血管や血行にトラブルが起これば血液が集まらないため、勃起にまでたどり着くことができないのです。

歯周病の症状が悪化すればするほど、ペニスの血流不全が起こりやすくなります。これが、歯周病がEDを引き起こすメカニズムと考えられています。

歯周病によって心因性のEDが起こる可能性も!

精神的なストレスや疲れ、不安などがEDを引き起こすことは珍しくありません。このような精神的な部分が関係するEDのことを心因性EDといいます。

実は、歯周病心因性EDを引き起こす可能性もあります。歯周病になると口臭が強くなるため、女性との接触時に不安や引け目を感じることがあります。さらに症状が進行すると、何気なく笑ったり話したりすることにも抵抗を感じるようになるため、自分自身への自信が低下していくのです。これにより、EDが起こるというケースもあります。

ED予防のためにも、歯周病改善や口腔内ケアを

歯周病を単なる口腔内のトラブルと見過ごすのはNGです。歯周病を放置していると、体のあちこちに炎症によるダメージが広がってしまいます。

近年では、脳梗塞や心臓病、糖尿病といった大病との可能性も指摘されているので、十分に注意が必要です。歯周病とED、さらに合併症などを防ぐためにも、日々の歯磨きを丁寧に行い、歯医者で定期的な歯科健診を受けるようにしましょう。

まとめ

一見すると関係がないように思える歯周病とEDですが、実は密接な関係にあるといっても過言ではありません。

歯磨きをすることはED予防に大切なことはもちろん、男性としての自信を身に付けることにもつながるのです。こまめに歯磨きをする習慣を身に付けましょう。